空手ジャーナル|KARATEJOURNAL

沖縄空手、競技空手の最新ニュースと技術を紹介

植草歩

KJ選手名鑑UA
【生年月日/出身】1992年7月25日 千葉県出身
【所属】高栄警備保障株式会社
【出身高校・大学】柏日体高→帝京大

【主な戦績(海外)】
◎ワールドゲームズ2013 金メダル
◎2012・2014 WKF世界選手権 銅メダル
◎2015AKFアジア選手権 銅メダル
◎2014アジアオリンピック 銅メダル
◎2014 FISU世界学生 金メダル
◎2013東アジアオリンピック 金メダル

【主な戦績(国内)】
◎ 2015全日本選手権 優勝(同大会入賞4度)
◎ 2015全日本実業団 優勝
◎ 2011〜14全日本学生4年連続決勝進出(2度優勝)
◎ 2010千葉国体少年女子組手 優勝

【check!】
天真爛漫な性格と、空手道へのひたむきな姿勢が見る者の心を打ち、多くのメディアに注目される空手界の顔。

高校3年の秋、2010年の千葉国体で優勝して頭角を現すと、帝京大進学後に一気に実力を付ける。1年生ながら全日本学生の決勝に進出し、以後、狙った大会では全て入賞を果たす。それは国際大会でも同様で、初出場の2012年から4年間、国際大会メダル獲得率は脅威の100%。

2013年、大学3年時に空手世界三大大会のひとつ・ワールドゲームズで金メダルを獲得。ライバル・イブラヒム(フランス)を相手にポイントを重ねるたびに笑顔を爆発させる戦い振りが話題となり、以降、メディアの注目度が高まる。

2014年、世界選手権で2大会連続の銅メダルを獲得。大学卒業後の競技生活引退を考えていたが、空手道の五輪種目入りのチャンスが高まり、現役続行を決意。翌春に高栄警備保障株式会社に入社し、午前中は社長秘書として勤務、午後は母校の帝京大学に行って練習ができる環境を提供してもらう。

同年、急激にメディア取材が増え、練習、仕事、取材、イベントとめまぐるしく変化する1年に戸惑いながらも、芯の強い性格、空手道を通じてできた友人、会社のサポートなどに支えられ、選手として、人として大きく成長。年末の全日本選手権で遂に初の頂点に輝く。

社会人2年目となった今年、よりたくましさを身につけた彼女。空手を続けられる環境に感謝し、2016年、今度は世界一の笑顔をオーストリア世界選手権で見せる。
2016年7月10日時点

2016/09/07