【WKF】日本時間今夜開幕!ヨーロッパ選手権2016 日本のライバルが本気の激突!
2016/05/18
5月5日に開幕するヨーロッパ選手権。5~6日が予選、7~8日がメダルマッチとなっている。今年最初の大陸選手権で、ヨーロッパ各国の主力選手が本気で挑む。大会のトーナメントが先ほど公開された。注目の階級と選手を紹介する。7日、8日はWKFの公式Youtubeチャンネルで生中継。今年10月に行なわれる世界選手権で、日本のライバルになるであろう世界のトップランナーたちの技に目を向けてみてはいかがだろうか。
●女子組手●
-50kg、軽量級注目はやはりこの階級だろう。世界のトップ2であるルチア(RECCHIA ALEXANDRA=フランス)、セラップ(OZCELIK SERAP=トルコ)がエントリー。さらに、オーストリアのベッティーナ(BETTINA PLANK)など、有力選手が集うヨーロッパ。急成長を遂げる日本の多田野彩香が臨む階級のライバルたちの動向が気になる。
また+68kgでは、日本の植草歩のライバル・イブラヒム(NADEGE AIT IBRAHIM=フランス)が代表を外れ、フローレンティン(FLORENTIN ANNE_LAURE)が初の代表に。10月の世界選手権にはどちらが代表になるのだろうか。フローレンティンのヤマには、パワー組手のグレタ(VITELLI GRETA=イタリア)や、手足の長さを活かした組手をするマサ(MARTINOVIC MASA=クロアチア)といったタイプの異なる実力者がいる。
●男子組手●
日本の荒賀龍太郎の階級、-84kgが最激戦区と化した。
いきなり1回戦で、ゴギタ(ARKANIA GOGITA=グルジア)とケンジ(GRILLON KENJI=フランス)が相対する。それぞれ2年前、4年前の世界王者がなんとトーナメントの最初で顔を合わせることとなった。
また、おなじみのタナス(TZANOS GEORGIOS=ギリシャ)、昨年のアンダー21世界王者のアクタス(AKTAS UGUR=トルコ)、-75から階級を変えてきたノア(BITSCH NOAH=ドイツ)がトップに絡んでくるだろう。なお、オランダのピーターセン(PETERSEN TIMOTHY)は、エントリー時点では名前があったが、トーナメントでは変更で別の選手の名前が入っている。
『元祖』激戦区の-75kg、アガイエフ、ブサのスーパースター2人は異なるヤマに分かれた。そして注目は、アガイエフのヤマには、ホルナ(HORUNA STANISLAV=ウクライナ)。ホルナは、2015年2月以来の国際大会出場となる。先月、荒賀龍太郎とのスパーリングで久々に組手を見せたが、試合は実に1年以上空いている。充電期間を経て、どのような進化を遂げているのか!?
●形●
男女とも、ベテランのフランスvsプレミアブランドのスペインvs若き新鋭のトルコの三つ巴となるだろう。
フランスはダック(DACK VU_DUC_MINH)、サンディ(SCORDO SANDY)の国際大会実績豊富なベテラン2人が今回もエントリー。スペインのダミアン(QUINTERO_CAPDEVILA DAMIAN_HUGO)、サンチェス(SANCHEZ_JAIME SANDRA)、昨年、プレミアリーグをUAEのアルアハリクラブの支援を得て転戦し、グランドチャンピオンを獲得した2人だ。ここに割って入るのが、トルコのアリ(SOFUOGLU ALI)、ボザン(DILARA BOZAN)ではないか。2人とも2015年の世界アンダー21でメダルを獲得している。ほかにも、選手層の厚いイタリア勢も上位に絡むだろう。
また、観る機会が少なく貴重な団体形種目。2014年の世界選手権を制した男子のスペイン、女子のドイツをはじめ、各国の形、分解の仕上がり具合が気になるところだ。
【大会スケジュールはこちら】
https://www.sportdata.org/wkf/ausschreibungen/76/Timetable.pdf
【各種目のトーナメントはこちら】
https://www.sportdata.org/wkf/ausschreibungen/76/Draws.pdf
【WKF公式Youtube生放送予定 いずれも日本時間】
●5月7日(土)19:00~
URL:https://www.youtube.com/watch?v=Vc8A-RdVY7g
●5月7日(土)深夜 25:00〜
URL:https://www.youtube.com/watch?v=0BLyax3HvQQ
●5月8日(日)19:00~
URL:https://www.youtube.com/watch?v=gJZesa076Yk
(Text by=Punchman)