9月3日に開幕したKARATE1プレミアリーグイスタンブールオープン。大会初日、形種目、組手の6種目(女子-50、-55、-61、男子-60、-67、-75)が行なわれた。
アガイエフが、準決勝でトルコの新エース・エルマン(ELTEMUR ERMAN)に敗れた。
今年のヨーロッパ選手権決勝の再戦となった(このときはアガイエフが勝利)両者の試合は、4-3でエルマンが勝利。
相手とはそれほど間をとらず、前手同士が触れる間合いで、逆体で四股立ちの姿勢で構えるエルマンはカウンタースタイルの組手、アガイエフも攻略に悩む防御力の高さが見える。
【エルマンVSアガイエフの動画はこちら】
https://www.facebook.com/wkfofficial/videos/742688525870925/
2013年、スペインで行われた世界ジュニアカデットのアンダー21(-78kg)で優勝以降、年間に4回以上のプレミアリーグ参加で実力を養ってきたエルマンは、アガイエフに勝利した後、決勝でトルコ選手に完勝、優勝を果たした。
優勝した中華台北のウェン(右)3位に入ったマレーシアのシャキーラ(左)※写真は2015年アジア大会より
他の種目での注目は、女子組手-55kgのアジア勢の活躍。
優勝した中華台北のウェン(WEN TZU YUN=2014アジアオリンピック優勝)、3位に入ったマレーシアのシャキーラ(JEFRY KRISHNAN SYAKILLA SALNI=2014世界選手権銀メダル)の両選手は世界選手権でもメダルに絡んできそう。
両選手とも長い手足を駆使する選手。ウェンはとくに蹴り技が巧く、接近戦ではサソリ蹴りの決めパターンも多様に備えて華やかな組手をする。
日本では山田沙羅が挑む階級、世界全体のレベルも高い。
また女子個人形のサンドラ(SANCHEZ_JAIME SANDRA=UAE)、男子個人形のアリ(トルコSOFUOGLU ALI)、女子組手-50kgのセラップ(トルコ=OZCELIK SERAP)といった有力選手がきっちり金メダルという結果を残した。
【結果】
https://www.sportdata.org/wkf/set-online/popup_main.php?popup_action=results&vernr=70&active_menu=calendar