9月23日(金曜日)から開催されているWKFプレミアリーグ・ジャーマンオープンの組手ドローが公開された。男子組手を展望する。男子組手、9月24日は-60,-67,-75が行われる。
【ドロー】
https://www.sportdata.org/wkf/ausschreibungen/72/Kumite%20draws.pdf
【スケジュール】
https://www.sportdata.org/wkf/dtm_timetables/72.html
○-67kg(篠原浩人、五明宏人)
組手最多エントリーの超激戦。世界選手権日本代表に選ばれた五明宏人の実力は試される。勝ち上がればヨーロッパ王者のダコスタ(フランス)と初対戦ができ、まずはここまでが照準か。
世界選手権団体メンバーである篠原浩人は、初戦から昨年の沖縄プレミアリーグ優勝で、今年もプレミリーグで実力を伸ばしているブラジルのフィギエラと対戦。まずはここが大きな山。
さらに4回戦のカザフスタン、準々決勝でアンダー21世界チャンピオンのブラク(トルコ)と当たる。ここを超えればメダルは確実。
○-75kg(飯村吏毅哉、渡邊大輔、西村拳)
西村拳はアガイエフ、飯村吏毅哉はリーン(オランダ)、渡邊大輔はエルマン(トルコ)との対戦が見込まれ、上位の決戦が楽しみ。さらに飯村はリーンに勝つとホルナ(ウクライナ)にも当たる。近年、大胆で奇抜な足技も駆使する飯村が、ホルナのお株を奪うか?
○-84kg(荒賀龍太郎)
荒賀龍太郎が、4回戦でゴギタ(ジョージア)にリベンジマッチ。
2014年の世界選手権決勝、パリプレミアリーグで苦杯をなめた相手に、しっかりリベンジをして、10月の世界選手権に挑みたい。進化の止まらない荒賀が成長を示す。
プール1ではケンジvsタナスvsザビオラが、プール2ではノアvsアクタスvsエルコビーが、プール4ではピーターセンがと強豪目白押し。
どの山でも見ごたえのある戦いになるのは間違いない。
○+84kg(香川幸允)
香川幸允が、初戦から強豪ぞろいのヤマに入った。1回戦に2000年の世界チャンピオンであるビテビック(セルビア)、続いてヨーロッパの強豪:サリム(フランス)やアタモフ(アゼルバイジャン)と対戦する。無限のポテンシャルを秘める香川の戦いに期待。
○-60kg
日本から選手が参加しない-60kg級。プレミアリーグ2週連続優勝の期待懸かるブロス(ブラジル)は、ルカ(イタリア)との試合がヤマになる。
また、プレミアリーグで実績を上げて成長中のサウジアラビアのAL MALKI EMADの勝ち上がりが気になる。
また今大会は、各国の世界選手権代表が最終調整に位置づけていることが多い。仕上がり具合など、熾烈な情報戦も繰り広げられるだろう。その視点も持っておきたい。
【各国の世界選手権代表選手】
https://www.sportdata.org/wkf/set-online/veranstaltung_info_main.php?active_menu=calendar&vernr=74&ver_info_action=catnennlist#a_eventheadend