対戦するのはロシアの新鋭だ。ここまでゴジタ、ザボエラと倒してきた荒賀に対して、相手はタナスやケンジを倒してきた。またこれまで目立った成績がないダークホース。
情報が少ない相手に試合開始と共にサーチを始める荒賀。2:15で相手の飛び込みに、体が自動で反応したかのような中段逆突き。ポイントが認められ1-0。時間をじっくり使いながら、残り40秒で技の交錯となり相手のビデオレビューが認められ1-1となったが、先取点を取っている余裕を見せ、残り8秒で、この大会でよく決まった変化の上段蹴りで加点。4-1で優勝を決めた。
苦しい予選を勝ち上がる度にレベルが上がる荒賀選手。また一つ成長をみせた。
女子-50kg級決勝は日本人対決。多田野彩香と宮原美穂の対戦。圧倒的にスピードの速い宮原に、ポジションコントロールの上手い多田野は、これまでもプレミアリーグ決勝で対戦してきた。
日本人対決を制した宮原美穂
開始から互いに様子見の駆け引きのなか、宮原の上段突きに多田野がカウンターを合わせた。これが宮原にポイント。さらにのこり28秒で宮原が加点し、残り時間を素早いフットワークで消化。宮原が優勝を決めた。