空手ジャーナル|KARATEJOURNAL

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飯村吏毅哉

飯村吏毅哉

【生年月日/出身】1988年9月12日 茨城県出身
【所属】有限会社綱田牧場
【出身高校・大学】東洋大学附属牛久高→大正大

【主な戦績(海外)】
◎2014WKF世界選手権(団体) 銅メダル
◎2012AKFアジア選手権(団体) 金メダル
◎2016EAKF東アジア選手権(団体) 金メダル
◎2014WKF KARATE1プレミアリーグ沖縄 銀メダル

【主な戦績(国内)】
◎2015全日本選手権3位
◎2013国体3位
◎2006国体(少年)3位
◎2006インターハイ3位

【check!】
ナショナルチーム所属9年を誇るベテラン・飯村。
一児のパパ。身体の強さと懐の深さ、抜群の反応力とスピードを誇る、日本を代表するサウスポーだ。
東洋大牛久高校時代、益田史朗監督のもとで頭角を現す。3年時にインターハイ、国体3位と全国の上位に食いこむ。大正大進学後、深く強く刺さる中段突き、そして光の矢を放つような左足の中段蹴りを武器に、大学1年時にナショナルチームに合格する。

大学時代はライバルの多さや、ナショナルチームでも松久功の階級ということもありなかなか表舞台での活躍は少なかったが、卒業後の2012年、AKFアジア選手権団体戦メンバーで活躍をする。
アジアの巨人たちに次々と中段蹴りを決め、「飯村=中段蹴り」の代名詞を持たせるほどのインパクトを残して日本団体組手優勝の立役者となった。これで一気に地位を確立させ、以後、ナショナルチーム男子組手の団体要員として欠かせない存在に。
国内でも、国体・全日本と上位進出を繰り返す。

飯村吏毅哉結婚式

2016年9月4日結婚式の様子

2014年、熊本の強豪道場・芦北海王塾の釜辰信代表の次女・ひかりさんと結婚。
熊本に移住し、新生活をする。翌年には愛娘が誕生、新たな仕事に就き、めまぐるしく変わる環境のもと、育児に仕事に空手に励む。
背負う物の大きさか、組手にも技の深みと相手への圧力が増し、2015年の全日本選手権で自身最高のベスト4進出を果たす。

そして2016年、オーストリア世界選手権に団体組手要員として選出。
これで世界選手権には2012年パリ大会から3大会連続の出場になる。
今の男子組手の時代を牽引する一人として、日本チームを世界の表彰台の真ん中へ導きたい。

(2016年9月6日時点)