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【FISU】世界学生2日目速報!やった!日本男子組手フランス・エジプト下し決勝進出!
最大の勝負所・葭矢雄太の中堅戦
8月11日、第10回FISU世界大学空手道選手権大会(通称:世界学生)の大会2日目が行なわれ、団体戦の予選と敗者復活戦の種目が実施された。
この日最大の話題は何と言っても決勝進出を決めた男子団体組手。
初戦でいきなりフランスと対戦。
日本は、今大会売り出し中の石濱直鴻(近畿大学3年)が先手をとり、続いて、葭矢雄太(近畿大学4年)が荒賀龍太郎のライバル・ケンジを1-3のロースコアに抑える。
副将では西村拳がしっかりと仕事をこなす
中堅戦では、西村拳(近畿大学3年)とスティーブン・ダコスタという、昨年の世界アンダー21銀メダリスト同士の対決。
次世代の世界の空手をリードするであろう2人の戦いが実現し、1-0でダコスタが強さを見せた。
後のない日本だったが、4番手の釜口幸樹(京都産業大学2年)、最後は船橋真道(近畿大学3年)で2勝して逆転勝利を果たした。
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日本チームはその後中華台北に勝利し、決勝進出をかけてエジプトと対戦した。先鋒の釜口が0-2で負け、石濱が引き分け。
1敗1分で迎えた中堅戦、葭矢が、世界選手権-84kg銅メダリストのELKOTBY MOHAMEDと対峙。
この最大の勝負所で近畿大学キャプテンの葭矢が研ぎすまされた集中力を見せる。
一回りも大きいELKOTBYが、ここぞとばかりに得意の刻みを主体に組み立てるが、そこを葭矢が見切ってカウンターを返す。さらに逆体で構え大きく構えながら間合いをつめてくるELKOTBY MOHAMEDにじっと我慢し、相手のワンツーの終わり際に上段突きを合わせ2ポイント目!
さすが近大魂!さすが近畿大学の現役キャプテン!
最大の山場を見事乗り越えて見せた。
決勝進出の快挙!日本代表選手たち
葭矢が1勝をつかむと、続く西村が刻みで1-0としっかりと2勝目。
再び大将で回ってきた船橋が、今度は2012年の-67kg世界王者ハナフィに1-0で勝利。
船橋は試合時間半分でC2が3つたまる極限状態から、相手の的を絞らせずに攻撃を潰し続けた。
日本チームは3勝1敗1分で決勝進出を決めた。
他の種目では、まずは男子団体形に出場した帝京大チームは、持ち前の力強い形で、5-0を並べて決勝進出。決勝は、フランスとの松涛館対決となる。
女子団体組手、日本は前回の世界学生を制しており、今回2連覇を目指したが、苦しい試合が続いた。1回戦で中華台北に1勝2敗、敗者復活戦でトルコに1勝2敗でそれぞれ敗れるまさかの展開となった。
なお女子団体組手で日本を破った中華台北が、今大会台風の目に。
2014年のアジアオリンピック-50kg級金メダリストと-55kg級金メダリストの2枚エースが次々と蹴り技を決めて大量点を奪う。
日本だけでなくトルコ、中国、オーストリアと世界選手権の代表クラスがいるハイレベルなヤマを勝ち抜き台湾が決勝進出を決めた。
なお、本日は個人決勝戦が開催される。
※女子団体形は選出なし
【FISU第10回世界大学空手道選手権大会 大会公式サイト】
http://wuckarate2016.uminho.pt/
【初日の日本人選手の結果】
男子団体組手 決勝へ
男子団体形 決勝へ
女子団体組手 1回戦敗退
【トーナメント結果はこちら】
https://www.sportdata.org/wkf/set-online/veranstaltung_info_main.php?active_menu=calendar&vernr=80&ver_info_action=catmitlist#a_eventheadend
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