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【国内】JKS全国大会 空手大会の次元を上げる革命的演出!渡邊大輔が男子組手制す。
男子個人組手で優勝した渡邊大輔選手(右)
素晴らしい演出となった代々木第二体育館
日本空手松涛連盟(JKS)の第17回全国空手道選手権大会・車椅子空手道選手権大会
が、7月16~17日にかけて開催されている。今年は大幅なプログラム変更をし、盛大な大会を演出していることが話題となっている。
大会第1日目の16日、最注目の一般の部が行なわれた。一般の部には、全空連ナショナルメンバーが10数名、さらに染谷香予、植草歩、渡邊大輔といった現役の全日本トップ選手、永木伸児ら元世界チャンピオンが繰り広げる試合。決勝戦はそのスター性を存分に活かした演出がなされた。
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会場内に大型スクリーンを2台設置。アナウンスに加えてエレクトーンとドラム奏者の演奏を交えて決勝戦の雰囲気を作り出し、組手ではボクシングのタイトルマッチのように、選手のテーマソングに合わせて両コーナーからそれぞれ入場。会場照明を落とし選手にスポットライトを当てるなど、音と光と空手の融合がなされた。演出により、試合が俄然盛り上がった。
女子組手では、染谷香予vs植草歩の、昨年の全日本選手権決勝で劇的大接戦を演じた2人が、その再来かのような攻めの組手でポイントを奪い合う。最後は染谷が競り勝ち、JKS全国大会初優勝を飾った。
男子組手は、連覇を狙う渡邊大輔と、第11回大会以来の優勝を狙う大ベテラン・永木伸児が決勝を戦った。前拳を軸に先に仕掛ける渡邊がリードするが、残り1秒で永木が追いつく大接戦。先取り勝負の延長戦で、最後は渡邊が遠間から仕掛けた上段突きを決めて勝利した。
【一般の部 主な結果】
男子組手:優勝・渡邊大輔、準優勝・永木伸児
女子組手:優勝・染谷香予、準優勝・植草歩
男子型:優勝・在本幸司、準優勝・永木伸児
女子型:優勝・岡本沙織、準優勝・葛西由里加
(Text by =Punchman)
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