10月1日、2日沖縄県立武道館で開催されているプレミアリーグ沖縄大会初日は、男女個人形の予選〜決勝と男女個人組手予選(-50,-55,-61,-60,-67,-75)が開催された。
10月25日からオーストリア・リンツで開催される第24回世界空手道選手権大会に派遣される日本代表選手団が参加を見送った(地元沖縄選手除く)今大会は、初戦から波乱含み。
女子形では、いまや日本女子形の第一人者の一人とも言える岩本衣美里がジュニア世界チャンピオンの字海水樹に2-3と惜敗。その字海も糸東会日本チャンピオンの矢野彩の2-3で敗れる。さらに、その矢野も数々のタイトルを持つ大野ひかるを下し勝ち上がった、松涛連盟世界チャンピオンの岡本沙織に敗退。岡本が決勝進出を決めた。
優勝・岡本沙織 準優勝・清和田雅美・3位・大野ひかる、宜保ありさ
一方の山では、高校生の宜保ありさ(宮崎第一)が海外選手に奮闘し準決勝まで勝ち上がるも、清和田雅美がナショナルチームの壁を見せ3-2で決勝へ。
決勝では岡本が清和田を完封し、遅咲きの努力家が優勝を決めた。
男子形では、新馬場一世が先週のドイツプレミアリーグでは勝利したイタリアのブサトに一回戦敗退。
そのブサトを山梨学院の船越大輔が3-2で勝利するも、金城新に勝ち勢いに乗った上村拓也が3-2で船越に勝ち決勝へ。
優勝した喜友名諒の鋭い眼光
一方の山では喜友名諒が完勝とはいかずも横綱相撲。アンダー21世界チャンピオンの久保宏樹、ジュニア世界チャンピオンの山中望未、全日本学生チャンピオンの林田至史などにしっかりと勝ち決勝へ。
喜友名、上村と佐久本嗣夫門下の同門対決となった決勝。ここに経験値の差か、得意形のスーパーリンペイを残し切れた喜友名が、キレや勢い、集中力をみせた上村のヘイクーを5-0。
現世界チャンピオンが矜持を見せた。
優勝・喜友名諒、準優勝・上村拓也、3位・林田至史、船越大輔
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