明日からいよいよ始まるWKF第23回世界空手道選手権大会。注目のトーナメントが発表された。トーナメントからみる男子個人形、組手の展望を書く。
-60kgの大西は2回戦の2015年のヨーロッパチャンピオン・イタリアのルカが最初の山。ここを越えれれば3回戦が2012年の世界チャンピオン、イランのアミールと、強豪ぞろいの場所に入った。
-67kgの五明は一回戦から世界チャンピオンのハナフィと。試練となったがこの最大の難関を越えれば希望がみえる。
-75gkの渡邊は一回戦がフランスのダコスタ。ここは越えたとして、すぐ隣にオランダのリーンとレジェンド・アガイエフがいる。この勝者と渡邊の試合は熱い戦いとなりそうだ。
-84kg級の荒賀は、2回戦がヨーロッパ2位のボスニアヘチェゴビナのムホビック。3回戦がアジアのライバル・イランのザビオラ、準々決勝でドイツのノアと続くが、決勝進出に比較的安心できるトーナメントだ。
+84kgの香川は初戦が先月のドイツオープンで惜敗した2010年世界チャンピオン・セルビアのビテビック。過去、幾度も強豪に対してリベンジを果たしてきた香川の真価が問われる戦いとなった。
男子個人形の喜友名はアジアの強豪、リム(マレーシア)や2-15年-21の世界チャンピオン、インドネシアのジギと同じ山に入ったが、やはり注目はヨーロッパチャンピオンのブサトと、ヴェエズエラのベテラン・ディアスとの勝者とあたる準決勝か。ここを越えれば金メダルは確実か。