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【国内】日体大柏が千葉新人戦で26年ぶりに優勝!決勝で拓大紅陵に競り勝つ!

26年ぶりに千葉県新人戦を制した日体大柏高校

26年ぶりに千葉県新人戦を制した日体大柏高校

平成28年11月3、4日、浦安市総合体育館で平成28年度千葉県高等学校新人体育大会空手道大会が開催された。

関東選抜出場をかけた今大会、長く拓大紅陵が千葉県の頂点に君臨していたが、ついに今回、先の世界選手権で個人組手世界一となったOG・植草歩が率いる柏日体がその牙城の一角を崩した。
千葉県一位の名誉をかけた男子団体組手、決勝に進んだのは拓大紅陵と日本体育大学柏(旧:柏日体)。ここまで拓大紅陵は黒星なし。対する日体大柏は秀明八千代に3-1、木更津総合に2-2の内容勝ちと接戦続きで決勝へたどり着いた。
歴戦の王者・拓大紅陵に、知略で挑んだ日体大柏は、先鋒に元ワールドゲームズチャンピオン・渡辺淳一氏の息子、渡辺大生で突破口を見出す。ワンツーで先制し、取り返されるも冷静にカウンターを合わせ3-1で貴重な一勝をあげた。
次の次鋒、さらに中堅に最大戦力を集めた拓大紅陵に対し、植草がピタっとオーダーを当て、ここを最小の失点に押さえる。副将戦は、日体大柏のキャプテンがしっかりと役割をこなし、ついに2勝2敗で大将戦までもつれ込ませた。
勝負をかけた大将戦では日体大柏の吉立昌志が狙いすました中段突きを抜き1-0で勝利。幾度となく仕掛けられた猛攻に高いディフェンスで柏日体の勝利を守り切った。
監督席に座った植草は「先鋒戦に勝負をかけました。生徒が作戦をよく理解してくれていました。世界選手権の決勝より緊張した」と安堵の笑顔。関東、さらには全国での植草旋風に期待したい。

なお、男子個人組手では全日本ナショナルチーム所属の宮崎佑介選手の弟・宮崎ひかる(拓大紅陵)が優勝。女子個人組手は鈴木更彩(拓大紅陵)が無失点優勝。男女団体形も拓大紅陵優勝と、8種目中6種目で優勝。地力の強さを見せた。

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