午前9:30から始まった記念セレモニーでは翁長沖縄県知事をはじめ多数の行政関係者に加え、沖縄県無形文化財保持者の重鎮たちが名を連ねる「沖縄の空手・古武術保存会」のメンバー、沖縄4団体が集う「沖縄伝統空手道振興会」副会長の先生方、日本国内の競技統括団体である「(公財)全日本空手道連盟」の栗原副会長など、多くのVIPが揃い、まさに沖縄空手の殿堂として相応しいスタートとなった。
特別道場(守禮之館)で行われた奉納演武は、沖縄の空手・古武道保存会より上原武信氏、比知屋義夫氏、東恩納盛夫氏、仲本正博氏という沖縄空手の達人たちにより行われ、多年の鍛錬による演武に参加者たちは息を飲んだ。
奉納演武を行った達人たち
また、展示施設内覧ツアーでは空手歴史や空手の鍛錬具、古武道の武器や資料の展示など興味深い資料が並び、翁長沖縄県知事も感嘆の声を上げた。
午後から行われた記念式典には国内外の様々な流派会派から1000人を超える空手関係者が参加。競技コート4面分の広さを誇りメインとなる空手道場にて盛大に開催された。
前回WKF世界選手権で世界チャンピオンとなった沖縄のスター、喜友名諒、金城新、上村拓也による団体演武から始まり、沖縄伝統空手振興会を構成する4団体からそれぞれ演武が行われた。
沖縄空手会館の今後の運用に大きな期待が集まる。
沖縄空手会館
http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/bunka-sports/karate/kaikan.html
所在地:沖縄県豊見城市(豊見城城址公園跡地内)
敷地面積:3.8ヘクタール