剛力王・渡邊大輔、プレミアリーグ制す!(男子-75kg)
男子-75kgは先月インドネシアで開催された-21世界選手権で準優勝となった西村拳(日本代表/近畿大学2年)とパワー空手の代名詞・渡邊大輔(日本代表/日本空手松涛連盟)の決勝。
蹴り技を得意とし間合いをキープしようとする西村に、渡邊がどんどん間合いを詰めて先手先手を取る戦い。
西村の蹴りのバリケードを物ともせずに渡邊が強さ溢れる技でポイントを量産し、6-1で渡邊の優勝となった。
多田野彩香、アジアに続きプレミアリーグ制覇(女子-50kg)
-50級決勝は、今年のアジアチャンピオンの多田野彩香(日本代表/日本大学4年)とヨーロッパチャンピオンのベティーナ(オーストリア)の対決となった。
積極的に前にでる多田野に対し、カウンターを狙うベティーナ。互いに1-1となり残り時間僅かの瞬間、多田野が思い切りよく出した前拳での突きがベティーナの上段を捉え、2-1で多田野の優勝となった。
大西英輝国際大会初優勝(男子-60kg)
-60kg級は大西英輝(日本代表/京都産業大学3年)と遠山将平(日本代表/日本空手松涛連盟)の日本人対決。
積極的に間合いを詰めようとする遠山に対して、大西がコートを使い捉えさせず、遠間からの先手攻撃が冴え4-0で大西がプレミアリーグ初優勝となった。
男子-67kgは篠原浩人、今尾光といった日本トップ選手を敗り決勝へ進んだウエン(台湾)と、派手な蹴り技など大技を見せ勝ち上がってきたフィギーラ(ブラジル)の決勝。試合途中のアクシデントでウエンの片目が腫れ上がり、善戦は見せたが、手数で上回ったフィギーラが判定勝ちで優勝となった。
女子-55kgはクミザキ(ブラジル)とウエン(台湾)の決勝。パンアメリカン地区で常に上位入賞する実力者、クミザキと、アジアオリンピック優勝の実力者ウエンが、お互いに蹴り技を主体のコートを広く使う戦い。
互いに持ち味を出したが、クミザキのバックステップからのカウンターが上段に入り、1-0の点差を守り優勝を決めた。
女子-61kgは染谷真有美(日本代表/帝京大学4年)とイン(中国)との決勝。互いにアジア各地の大会で対戦経験があり、手の内は知り尽くしている。手足が長く、身長も高いインに試合開始当初こそ攻めあぐねた染谷であったが、常に先手を取る組手は徐々にペースを掴み、1-0で染谷の優勝となった。
女子-68kgは今年のアジアチャンピオン・染谷香予(日本代表/テアトルアカデミー)と今年のヨーロッパチャンピオン・アリサ(オーストリア)の決勝。試合序盤にアリサが最も得意とする中段後ろ蹴りが染谷を捉え、2-0に。染谷も追いつこうと突き技で応戦するが、一歩届かず3-1でアリサが優勝を決めた。
男子+68kgはザジェット(イラン)とアタモフ(アゼルバイジャン)の決勝。
アジアの強豪とヨーロッパの強豪というまさにプレミアリーグらしい決勝となった。
お互いに決め手はかいたものの、170cmで最重量級に参戦するアタモフが投げを見せようとするなど持ち味は見せ1-1の判定へ。僅差でイランのさジェットが優勝した。
女子+68は植草歩(日本代表/高栄警備)が準決勝で相手の強打により負傷。反則勝ちとなるも決勝は棄権し、川村菜摘(日本代表/帝京大学3年)が優勝した。
最終結果はこちら
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