いよいよ世界一へ向けて4度目の世界選手権に挑んだ荒賀は、初戦のブルガリアを相手にカウンターの刻み蹴りや二段蹴りなどを決める横綱相撲。8-0とポイント差をつけきっちりと勝利。
2回戦は初戦でヨーロッパ2位に勝利したメキシコ。じっくりと時間を使いながら、相手をコーナーに追い詰める展開。荒賀のプレッシャーを明らかに嫌ったメキシコに、残り1分で中段蹴りをきめ2-0。このまま相手に何もさせずに勝利となった。
アジアのライバル・ザビオラとの3回戦は、お互いに手の内を知り尽くしている。荒賀の刻みに
今回蹴りでの大量ポイントとなった荒賀
対してカウンターの蹴りを合わせるなど、対応をみせたが、残り1分まで互いに決め手はない。徐々に近距離からの乱打戦となったが、これもきまらずザビオラにC2が入る。残り9秒。荒賀の猛攻にたまらずダッキングから掴みとなったザビオラがC2が4つの反則負けとなった。
4回戦はベラルーシ。ここもゆっくりと時間を使った荒賀が、残り11秒から刻み、刻み廻し蹴りをきめ、4-0で準決勝へ進んだ。
準決勝はヴェネズエラ。ここも完璧な試合運び。先の刻みと、カウンターの刻みでじっくりポイントを重ね4-0。
なんと無失点で決勝進出を決めた。
準決勝は、因縁のフランスのケンジを準決勝で下したアゼルバイジャンのママエフ。世界一まであと一つだ。