1/27-29とパリで行われているプレミアリーグパリ大会。男子形には全日本ナショナルチームから自費参加2人を含む8人が参加。132人と過去最大のエントリーとなった長時間の耐久試合に臨んだ。
まずは自費参加となった本一将、龍二兄弟は、二人ともに小さい体ながらも観客を魅了する松涛館を見せ、ベスト8で兄弟対決となった。弟の龍二が先行。キレのあるガンカクを見せたがサギ足立ちで痛恨のブレ。続く兄・一将は五十四歩小。これも一箇所小さくぶれたが、結果は兄が5-0と勝利となり準決勝へ。
隣の山では、金城新が昨年の世界2位、スペインのダミアン相手に日本人初となるアーナンダイで3-2と勝利。その後も粘りつよく勝ち上がる。反対からは新馬場一世が仕上がりのいい形で安定した戦いで、金城と新馬場のコート決勝は新馬場のチャタンヤラクーシャンクーに金城はスーパーリンペイ。これに新馬場が4-1としっかり抑え、本一将との準決勝へ。
喜友名に食い込めるか新馬場一世
新馬場と本の準決勝は、先方が新馬場のコーソークン小。後攻の本のウンスーに会場から何度も声援が上がったが、結果は5-0で新馬場が決勝進出となった。
堀庭と世界王者喜友名が同じ山に入り、順当に2人が勝ち上がった。特に喜友名の形は昨年より、またさらに磨きがかかった印象。若い堀庭の勢いを退け準決勝へ。
その隣では在本が2回戦でイタリアの若手に敗退。これに林田がコート決勝で勝ち、林田が喜友名への挑戦権を奪取したが、林田のガンカクも世界王者のスーパーリンペイには届かず5-0で喜友名が決勝へ進んだ。
日曜日の決勝は幾度となく戦われた喜友名と新馬場の戦いとなった。
8人参加し、ベスト8になんと7人も進んだ、我らが全日本ナショナルチーム。まさに世界を席巻しているチームといえよう。