-60kgには佐合と米山が出場。佐合は初戦こそ硬さを見せたが、上段蹴りをきめてからは体が動き、ヨーロッパチャンピオンのスペインのゴメスを7-1と圧倒。勢いよくコート決勝へ。ウクライナとの準々決勝となったが、残り0秒の差し合いで相手に旗が。準々決勝敗退となった。
米山は前回の沖縄プレミアリーグ準優勝のサウジアラビアとの初戦を2-1で突破。続く2回戦の元世界学生チャンピオンの韓国のリーと対戦し、先攻したものの、「SENSYUが気になり、追加点を狙い過ぎた」と、仕掛けたところを狙われ4-5の逆転負け。2回戦敗退となっった。
129人がエントリーした-67kg。まず五明は前回世界選手権準優勝のハンガリーに組手をさせず2-1と完封。しかし続くアゼルバイジャンの-21などでヨーロッパで好成績を残している若手に3-5と敗退。2回戦敗退となった。
宮崎は2回戦でヨーロッパチャンピオンのフランスのダコスタと対戦。持ち前の多彩な蹴りをみせ8-1と完勝。しかし、続く世界チャンピオンのイギリスのトーマスジョーダンに、強打を重ねられ0-0の判定は1-4で敗退。しかし世界に爪痕はくっきり残した印象。
中野はコートを大きくも小さくも使う、巧みな組手で調子の良さを見せたが、3回戦でトルコに残り15秒で上段蹴りを被弾。3回戦敗退となった。
船橋はキレキレの刻み突きを主体に、突き技でしっかりとポイントを重ねていきコート決勝へ。モロッコのつかみどころのない組手に苦戦し、ここで敗退。
篠原はいつもの様に、時間をたっぷりと使う試合展開に。ゆったりと大きく構えるスタイルは、スマートさに加え、優雅ささえ漂う印象。ハンガリー、メキシコ、カザフスタンの若手のエースなどをしっかりと撃退しコート決勝へ。コート決勝はヴェネズエラ。カウンタータイプのこの選手と差し合いとなったが、今回は相手に運があったか、0-2で敗退。
その後敗者復活へと回ったが、アゼルバイジャンのベテラン、アリエフに先制点を許し、その後追いつくも、新ルール「SENSYU」を気にして、追加点を狙ったところを差し込まれ1-2で敗退となった。