8月1日、「インターハイ」の競技2日目、個人形の3~4回戦、個人組手の2~4回戦、団体組手の2~3回戦が行なわれた。シード選手も登場し、各コートで有力選手が激突。
まさに凌ぎを削るトーナメントとなり、各種目のベスト8が出そろった。
この日最大の一戦は、男子個人組手4回戦、世界ジュニアチャンピオン・小崎友碁(浪速)と、崎山優成(高松中央)との試合。序盤は小崎がリードするが、残り30秒をきったあたりで崎山が上段蹴りを決める。怒濤の追い上げを見せた崎山が4-4と引き分け判定で勝利した。
2年生のこの2人のライバル関係は、間違いなくこの世代を引っ張り続けていくだろう。
春の全国選抜優勝の立花彪貴(神戸第一)は、本池頼樹(御殿場西)、石原雅大(日本航空)に、いずれも無失点勝利。地力の高さを見せる。
個人形種目、男子形の山中望未(立教新座)、女子形の宇海水稀(日本航空)はこの日も抜群の風格。
2試合ともに5-0を並べた。
ジュニアナショナルメンバーの男子・菊地凌之輔(前橋工業)、萩原啓斗(御殿場西)、女子・石橋咲織(横浜創学館)も順当にベスト8に進出した。
また、世界女王・清水希容と同じ道場に通い、成長中の辻歩乃佳(東大阪大学敬愛)が、小久保麗(華頂女子)に勝利した。
団体組手では、男女とも強豪校がさすがの勝ち上がりを見せた。
男子団体組手4期連続優勝の快挙を狙う浪速(大阪)は、初戦の2回戦・東洋大牛久(茨城)との試合でいきなり小崎友碁が敗れる波乱のスタートとなったが、以降はさすが浪速。きっちり4回戦へ。
男女ともにベスト8に進出したのが、日本航空(山梨)、御殿場西(静岡)、そして高松中央(香川)の3校。
高松中央は、男子は前日の京都外大西(京都)との初戦を経て勢いづく。女子も、強豪の拓大紅陵(千葉)に競り勝って4回戦に進んだ。この勢いでどこまでいくか!?
最終日も9時から開始。この夏の日本一を決める決勝戦は、12時10分に女子個人形種目から開始予定だ。
【ベスト8進出】
◎女子個人形:宇海水稀(日本航空)、清水さつき(県立松山女子)、辻歩乃佳(東大阪大学敬愛)、當間亜妃(県立浦添)、尾野真歩(日大鶴ケ丘)、平原理子(埼玉栄)、石橋咲織(横浜創学館)、国廣光(県立坂出)
◎男子個人形:山中望未(立教新座)、池田竜晟(興南)、藤沼航輝(水城)、杉浦太朗(日本航空)、菊地凌之輔(前橋工業)、髙橋幸汰(東北学院)、町田康裕(県立伊奈学園総合)、萩原啓斗(御殿場西)
◎女子個人組手:渕田涼凪(日本航空)、伊藤いぶき(御殿場西)、吉岡静香(花咲徳栄)、中野あさひ(華頂女子)、高木七奈(大阪学芸)、運天葉月(沖縄尚学)、角優里(御殿場西)、出町さくら(光明相模原)
◎男子個人組手:立花彪貴(神戸第一)、梶村侑哉(高松中央)、寺岡駿(拓大紅陵)、林柊輝(浪速)、鴨川晃次郎(宮崎第一)、明吉洸樹(東福岡)、池澤元太(世田谷学園)、崎山優成(高松中央)
◎女子団体組手:華頂女子(京都)、高松中央(香川)、宮崎第一(宮崎)、御殿場西(静岡)、東大阪大学敬愛(大阪)、帝京(東京)、夙川学院(兵庫)、日本航空(山梨)
◎男子団体組手:浪速(大阪)、世田谷学園(東京)、高松中央(香川)、日本航空(山梨)、横浜創学館(神奈川)、高崎商大附属(群馬)、拓大紅陵(千葉)、御殿場西(静岡)
【競技の見どころ】
男女個人形
男女個人組手
男女団体組手
【速報サイト】
大会公式 http://kirokukensaku.net/0IH16/discipline_260_20160802.html
インハイTV http://www.inter-high-school.tv/news_list?sports_id=26
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http://www.inter-high-school.tv/sports/top?sports=26