【形】
男子形の久保は、優勝に限りなく近い位置にいるだろう。
前回、前々回と日本が惜しくも銀メダルに止まった男子形で、王座奪還なるか。ライバルは、団体形現世界チャンピオン・スペインのCARBONELL LOPEZ JOSE MANUELが挙げられる。
女子形はレベルが高い。
日本の田中は、3回戦がひとつのヤマ場になるか。世界アンダー21銀メダリストのMORATA MARTOS MARGARITA(スペイン)が待ち構える。
またアメリカ代表として早稲田大学大学院の國米櫻が出場、FERACCI ALEXANDRA(フランス)らとの対戦が見込まれる。
【組手】
女子は、日本代表選手にとって世界選手権で活躍する世界トップレベルの選手との序盤での対戦が見込まれる。
-50kg宮原はPLANK BETTINA(オーストリア)と4回戦で、-55kg山田は初戦でTHOUY Emily(フランス)と対決し、その後 WEN Tzu-Yun (中華台北)とも当たる。
そして注目が、-61kgの森口と、-68kgの鈴木。森口は4回戦でLOTFY GIANA(エジプト)に、鈴木はなんと初戦でAGIER ALIZEE(フランス)に、いずれも現世界チャンピオンとの対戦が必至だ。
大物食いが楽しみなトーナメントだ。
男子の注目は-67kg。今年の全日本学生王者・船橋が、今回も破竹の勢いでトーナメントを駆け上がれるか。
決勝では、今この階級で世界トップレベルと称されるフランスのDA COSTA Stevenが待ち構えるであろう。この2人の対決も観てみたいところ。
-75kgの西村は、2度目の世界学生。ここで優勝し、実績をあげたいところだ。
また-60kgの大西にとっては世界選手権への試金石になりそうだ。エジプトやトルコの選手、決勝ではGOMEZ GARCIA MATIAS(スペイン)といった有力選手の対戦が見込まれる。
なお、個人戦でのエントリーはないが、団体戦では、荒賀龍太郎のライバルの一人・フランスのケンジがエントリーしていることにも注目だ。
(text by=Punchman)
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