染谷は、2012年パリ大会の覇者。今回世界一返り咲きを狙う。前回の世界大会イヤーであった2014年はスランプに陥り、ドイツ世界大会でもメダルなしに終わった。
その時に感じた悔しさ、苦しさゆえに、世界大会で金メダルを獲得するその価値を誰よりも知っている。スランプを脱した昨年から今年に入り、組手の安定感が抜群に増した。
3度目の正直で世界一へ植草歩選手
植草は2012パリ大会、2014ドイツ大会と2大会連続銅メダル。
安定した成績を残し続けているが、3度目の正直で悲願の金メダル獲得を狙う。2015年からは理解のある職場のもとで練習に励み、空手界の顔としてのメディア出演にも精力的に活動。
自分のために、支えてくれる方々のために、そして空手界のために獲りにいく世界一だ。
前回大会銅メダルの-61kg染谷真有美は、2大会連続の出場。姉の香予との姉妹世界一を目指す。
-50kgの宮原美穂、-55kgの山田沙羅は、ライバルのひしめく階級で初の代表をつかみ取った。
ジュニア、アンダー21と各世代で国際大会を経験している2人が、遂にシニアの舞台に立つ。もちろんメダルも射程圏内。
団体組手には、染谷姉妹と植草に加え、団体要員には世界学生2連覇の川村菜摘と充実の布陣。
2大会連続銅メダルの団体組手。
能力の高い選手がそろい、2006年のフィンランド大会以来の団体組手世界一に期待濃厚だ。
【第23回世界空手道選手権大会日本代表内定メンバー一覧はこちら】
http://karatejournal.net/2016/08/20/japan/
【染谷香予 選手名鑑】
http://karatejournal.net/%E6%9F%93%E8%B0%B7%E9%A6%99%E4%BA%88/
【植草歩 選手名鑑】
http://karatejournal.net/%E6%A4%8D%E8%8D%89%E6%AD%A9/
【川村菜摘 選手名鑑】
http://karatejournal.net/%E5%B7%9D%E6%9D%91%E8%8F%9C%E6%91%98/