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【高体連】開幕直前!インターハイ2016展望Vol.3男女団体組手
いよいよ明日に開幕となる「インターハイ」。
各チームが続々と現地入りし、決戦のムードが高まっている。
直前企画3回目の最終回は、最注目の男女団体組手を展望する。
トーナメントはコチラ(http://www.jkf-hs.com/43interhigh/tournament.pdf)
春の全国選抜の結果はコチラ(http://www.jkf-hs.com/cha_sen_result/cha_sen35.html)
浪速(大阪)が昨年から3期連続優勝している男子団体組手。
今回も優勝候補筆頭は変わりない。エース小崎友碁を軸に、2年連続春夏連覇の大偉業へ挑む浪速健男児、タイトルへの重みがかかればかかるほど、「その重圧を感じることができるのは自分たちだけ」と今井謙一監督が言葉の杖を振るい選手の気持ちを高める。
今回もその言葉をかけ、充実した選手を送り出しているに違いない。
その浪速に立ちはだかる第一関門は、世田谷学園(東京)か。エース池澤元太の爆発、芝本航矢ら脇を固める選手の粘りの組手がかみ合うと、面白い結果が期待できるかもしれない。
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No.1の下のブロックは、超大混戦。
浪速のライバル日本航空(山梨)をはじめ、宮崎第一(宮崎)、花咲徳栄(埼玉)、仙台城南(宮城)と固まった。
なかでも男女通じて1回戦最大の注目カードが、京都外大西(京都)と高松中央(香川)の対戦だ。京西は1月の近畿選抜で浪速に土をつけ優勝、近年力をつけている高松中央は、梶村侑哉、崎山優成の強力な2大エースが大暴れすると一気に初優勝も狙える。
No.2のブロックでは、知将・細矢真人監督率いる御殿場西(静岡)が有力。
春の準優勝校は、どんな浪速封じの対策を練ってきているのだろうか。また上位進出校として期待のかかるのが、横浜創学館(神奈川)、拓大紅陵(千葉)。
ダークホース的存在となりそうな鹿児島第一(鹿児島)は春の全国選抜で個人組手優勝を果たした神戸第一の立花彪貴に、団体戦で土をつけている唯一の高校。夏も小嵐を巻き起こせるか。
女子に目をやる。
こちらは強豪校が散らばった印象だ。春夏連覇を狙う華頂女子(京都)は、春の優勝メンバーに、昨年の全中団体組手を制したメンバーも加わり、選手層が格段にアップしている。
今回も優勝候補であることは間違いない。またNo.1のヤマでは、花咲徳栄(埼玉)と拓大紅陵(千葉)の関東の有力校同士の対戦が序盤で観られそうだ。
この勝者のどちらかが、華頂女子に挑む形になるか。春3位の御殿場西(静岡)は、さまざまなタイプの選手が試合ごとに入れ替わり、まさにチーム総力戦でタイトルを獲りに行く。全国選抜の準決勝で、大将の残り数秒までリードしての逆転負けを喫している分、思いも強いだろう。
No.2のヤマでは、春2位の日本航空(山梨)が盤石。
今年度はジュニアナショナルチームに全国最多の4人が合格し、豪華な布陣を敷く。昨年に次ぐ、夏のインターハイ2連覇なるか。
その日本航空を倒して決勝進出そして優勝を狙う、小林実希(2010WKF世界チャンピオン)監督が率いる東大阪大学敬愛(大阪)、本田安祐美監督が率いる帝京(東京)と、20代の若き両監督の采配にも注目したい。
常勝軍団チーム浪速
浪速高校の練習風景はコチラ
Text by=Punchman
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